事業再生の現場から

賃上げ倒産が急増中(*_*;

お早うございます。

朝からボヤキばかりで申し訳ありません。

昨日も東北新幹線…遅れました(>_<)

遅延の原因は、郡山駅~福島駅間での人身事故だそうです…

東京から帰りの新幹線…70分遅れました。新幹線ホームの「ムカデのような長ーーーい列」と車両内の大混雑がトラウマになってしまいそうです(>_<)

今日は電車での移動はありませんが、明日も東北新幹線を利用する予定…とっても怖いです。

 

さて東京商工リサーチによる昨年1年間の全国企業倒産統計が発表されました。

令和6年は全国的に中小企業の倒産件数が増加したようです。

倒産理由には、原材料費高騰を原因とする「物価高倒産」やコロナ禍に借り入れたゼロゼロ融資の返済開始による「資金繰り倒産」に混じり、人件費高騰や人材確保が困難になった「人手不足倒産」も急増しているとの事。

人手不足を倒産理由にする中には、物価高騰に対応すべく労働者の①「賃上げ」を行ったが業績が悪化して倒産に追い込まれた事例や②「賃上げ」ができなかった結果、社員流出を食い止める事ができず廃業・倒産に至った事例、いわゆる「賃上げ倒産」が続出しているとのコメントも。

 

大企業は賃上げ交渉の「春闘」真っただ中にありつつも、企業側は概ね各労組が要求する賃上げ水準を容認、新入社員の給与水準に至っては、バブル経済期以来30数年ぶりの引き上げ幅を提示する企業もある等、賃金水準の見直しが順調に進んでいるようです。

一方、中小企業に勤務する労働者の賃金についても、賃上げ自体は経営側も必要性を認識しつつも「とても大手企業並みは無理…当社は、頑張って精々3~5%程度のベア上げられれば御の字」と思っていらっしゃる経営者が大半なのでは無いでしょうか。

中には業績不振から脱却が難しく「役員報酬を下げて従業員の昇給原資にする」と考え、従業員の離脱を防ごうとする経営者もいるでしょう。

大手企業との賃金格差は更に拡大、質の良い労働者の確保が、中小企業にとって益々難しくなって行きそうです。

 



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