事業再生の現場から

事業再生業界にも若い力がどんどん参入中

お早うございます。

九州地方を中心に猛威を奮っている台風10号の動きが心配です。

遠く離れた関東・三陸でも、南からの湿った空気が入り込み、この数日雨量が急増中…

週末に予定されていたイベントが続々中止に追い込まれる等、その影響は暫く続きそうです(>_<)

 

さて標題ですが、先日取引先を含めた社外ミーティングで、大手会計法人系で「事業再生」を謳い専業で従事しているというコンサルタントと話をする機会がありました。

私と同じで、Mさんと言います。

Mさんは、やはりと云うか、元々会計業界出身の方では無く、某銀行に3年勤務した後、「専門コンサルタント」として同社に転職をされたそうです。

銀行での経験業務を聞くと「融資と渉外」だったそうですが、それでもコンサル会社に来て3年、間もなく30歳を迎えようとする彼には「自信と熱量」がたっぷり感じられます。(やはり外見がしっかりしていると、仕事を依頼する側からすると”安心感”がありますからね、雰囲気と云うか外見は大事です)

Mさんが働くコンサル会社は母体の会計事務所を介して、財務的に問題ある取引先を抽出、改善提案を別会社にしているコンサル会社から投げかけ、いわゆる銀行でいう所の「格付」が落ちないように、グループを挙げて「ケア」していると言います。

そうなって来ると「財務」や「金融」の目線が必要でしょうし、資金繰り観点からのアドバイスも当然必要になるので、金融機関経験者は重宝な人材となり、クライアントの中小企業群からのニーズが高まれば、金融業界から若手人材の「引き抜き」が益々盛んになる可能性があります。

「でっ、どうなの? 貴社では人材は増えているの?」と私が尋ねると

「毎月2~3人採用している感じです。金融機関以外にも商社や税務関係の公務員上がりの人材も居て、今では総勢80名の所帯になっています」

う~ん、凄い勢いです。

 

この業界、今後は「事業再生」の派生業務として「M&A」絡みの案件処理(請負)も増えて行くだろう、と私は見ています。

気の利いた経営者は、純資産がプラスの単純な「株式譲渡」型M&A市場のプレーヤー飽和を想定して、より≪付加価値の高い≫M&A手法を確立すべく、人への投資を活発化させているのだと思います。

さて零細業者の「生きる道」も探しておかねば…(笑)

 

 

 

 



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