事業再生の現場から

回転ずしチェーン「スシロー」を運営するあきんどスシローが、しょうゆ差しを舐める動画を拡散して営業を妨害されたとして、この少年を相手に6,700万円の損害賠償を求める裁判を提起した事が報道されました。

「”イタズラ・悪ふざけ”では済ませませんよ」という運営会社側の強い意思を感じるニュースですが、少年に賠償額を履行できる能力がある無いは別として、今後この手の迷惑行為には「断固たる態度で臨む」という姿勢がハッキリ読み取れます。

今後の類似事案を防止するため「一罰百戒」、多くの株主からの後押しもあったんでしょうし、企業としてはやむを得ない判断なのでしょう。

少年の悪ふざけは昔だったら「若気の至り…」で、関係者同士内々で穏便に済ます事ができたのかも知れません(その考え自体が”昭和的~エモい♪”って言われちゃうかも)が、情報発受信が瞬時に可能な現代では、あっという間に”都合の悪い事も”世の中に拡がってしまいます。

SNSの怖さを改めて認識した事例です。

「皆の注目・視線を浴びたい、俺はこんなこともできる、皆んな俺を見てくれ」的なノリで悪ふざけした様子をSNSに投稿するのは、一種の流行りみたいなものであり、青少年期には誰でも(少なくても私は)人より目立ちたいと考えるのは、自然な事だと思います。

それを本当にやるか(実行するか)どうかは、別ですけど。

そういう意味で今回の事案には、少年に「想像力が欠如」していたと言わざるを得ない部分もあるとは思います。

さて、本当に判決が出るのか、或いは裁判途中で「和解」となり「事を納めるのか」、話題となった事件だけに今後も後追い報道が続きそうです。

怖いSNSですが「自分(会社)の事を知って貰いたい」事を伝えるためには、当然役に立つツールでもあります。

ので私も一所懸命ブログを書いているようなものですから(笑)

発信内容には配慮しながら、読んでくれる方の耳目だけでなく心に入っていけるような描写ができれば…と思いますが、それはプロの物書きの皆さまにお任せして、私は書ける範囲の事実をなるべくそのまま皆さまに伝え、考えていただけるよう、もう少し頑張って行きたいと思います🈡