事業再生の現場から

バッタが世界を変える? 食料不足問題がコロナに続くのか

お早うございます。

宇都宮は「曇天」梅雨の間の中休み…、なれどサスガに梅雨真っ盛り

体に纏わりつくような湿気は健在(*_*;、今日の不快指数は何処まで上がるのか(>_<)

 

何気にNHKを見ていたら、中東で発生したバッタ、その名もサバクバッタと言うそうですが、サバクバッタがアラビア半島で大量発生、アフリカ諸国や西アジアへもパキスタン辺りまでその被害が拡大しつつある、とのニュースを特集していました。

空を覆い尽くさんばかりにバッタの大群が大地の上空を飛び回り、バッタが去った後はあらゆる植物が喰い尽くされ、人間は茫然と立ち竦むばかり…映像はとてもシリアスです。

新型コロナウィルスがこれからピークを迎えようとするアフリカ大陸の各国や、これも世界一の人口を誇るインド・中国への被害拡大の可能性を専門家は指摘していました。

 

そう言えば…

吉川英治先生の「三国志」の中に、「イナゴ禍」が戦争を止めさせる場面が出てきます。

昨日のニュースを見て、不謹慎ながら「三国志」を思い出しました。

皇帝を手元に置きその威光を背景に諸国の豪族を切り従えつつあった曹操(大魏)が、徐州下邳城に籠った天下の豪傑・呂布を征伐するため興した軍旅中に「イナゴ」が大量発生、曹操軍は下邳城を取り囲んだものの大した戦闘もせず、首都・許昌に引き返したとの故事です。

戦争になると、前線で使用する大量の物資をどうやって確保・補給するかという「兵站」の維持が問題とされます。

「腹が減っては戦はできぬ」と言うあれです。

イナゴが稲や麦、その他人間が生きて行くために必要とするエネルギー源を”喰いつくしてしまう”のです。

軍を編成して戦地に送っている場合ではありません。

対応を誤ると、大量の自国民・領民を失い、ひいては国力そのものが疲弊・潰えてしまう事になるからです。

 

今回大量発生したとされるサバクバッタの一つの群れは、四国・香川県に相当する面積を覆いつくす規模だと言います。

そんな集団が各地で数十・数百単位で現れたら…

ぞっとする話です。

「コロナ禍」の後に「バッタ禍」が続かないよう祈るばかりですが、私達にできるのは、そうなった時でも耐えられる体制を整え、各企業や団体・家庭において「予備」しておく事しかありません。

食料中心になるのかな、今回のコロナ禍で学んだ事を忘れては行けないのかも知れませんね。

 



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