事業再生の現場から

融資詐欺にご用心…④

「特別優遇資金」(何を優遇してくれるのやら…)なるFAX案内状が届きました。

明らかに「融資詐欺」と分かる体の書面案内です。

事務所のFAXが「ブーン」と鳴いて紙媒体を輩出した時に「このGWの最中にFAXなんて、おカネに困った事業者をカモにしたい融資詐欺かいっ?」って毒付きながら書面を確認しに行きましたが、正に思った通りの書面でしたので、思わずニヤッとしてしまいました。

詐欺の皆さんはGWも関係なく、働いていらっしゃるようです。

 

今回の「与信結果」は1,000万円を10年(120回返済)で、年利 1.08%で貸していただけるそうです。

お正月に来た(いちおう別の金融会社という事になっていますが)融資案内では、3,000万円の融資が決定した!事になっていましたので、私とはしては”少し残念”な気持ちに(笑)

当社の「信用」も落ちてしまったかぁ(-_-;)

せっかく人をその気にさせて騙そうとするなら、もっと人の気を気持ちよくさせてくれないと(*’▽’)

 

FAXを送って来たのは千代田区東神田にあるE社という金融会社のようです。

もちろんPCで調べてみても、この会社は上記の住所地では活動していません。

何より「貸金業法」で定められたチラシ広告物に表示すべき「貸金業者番号」等必要な情報が掲載されていません。(と言うかそもそもインチキなのだから、業者番号も何も無いのはホントなんですが)

 

オモシロイのは、「1,000万円10年信用で貸してあげるよ」と上段(冗談?)で言っておきながら、下段では「申込者記入欄」と称して、会社(当社)の住所・連絡先、業種・資本金・売上利益などを記入する欄を設けている事…

そういった様々な情報があるから「与信可」と判断したんじゃないんかーいっ!?

皆さま、何度も口を酸っぱくして言いますが、融資詐欺にはくれぐれもご用心を。



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