年初ご挨拶の合間に事務所に居たら、突然複合機(コピー&FAX)が動き出しました。
取引先からの連絡かしら?と思って送られてきた書類を手にしたら、「経営強化融資」なるタイトルを付けた融資案内が送られて来たのでした。
たぶん弊社の方から発信元(中央区銀座・B社)に「借入の相談」若しくは「借入の申込」をした筈は無いのですが、「与信枠設定条件」と銘打った融資条件には、「与信融資枠 3,000万円」「融資設定年率 年率 1.07%」「返済期間 180回返済」「月々返済金額 180,473円」「保証人・担保 代表者・不要」と記してあります。
その「与信枠設定条件」の下には、ご丁寧なことに会社名が既に㈱リンクスと記載してあり、弊社のFAX番号も記入済です。
会社の所在地や年商・資本金、代表者の氏名・生年月日と希望融資額、融資希望日等々を記載して、B社宛に返信すれば「融資審査」を始めると謳っています。
A4サイズで届いたこの書面の右下部には、B社の担当者名が記載され、「東京審査室」株式会社B社 令和2.1.8 融資与信枠通知 設定完了の社内判が打たれています。(さも、それっぽい雰囲気を醸し出そうとしているのかな…)
同じように左下部には、B社の本社所在地(中央区銀座)・資本金(2億1,300万円)・会社設立 平成14年9月・従業員数 29名 等々の情報が記載されていますが、貸金業者が広告を行う場合に掲載必至とされる「貸金業登録番号」が明示されていません。
それもその筈です。
面白半分、銀座7丁目にあるとするB社ですが、PCでネット検索しても何の情報も掴めません。
国税庁が所管する法人番号検索サイトでB社の法人番号を検索しても、このチラシの送り主と思えるような会社はありません。
そもそも貸金業者以外の者が「融資」と銘打って顧客(借入見込客)を募る事自体が、違法行為(いわゆる法に縛られないヤミ金と言われる人達)です。
今でもたまに、新聞の社会面で「融資詐欺に遭って保証金を騙し取られた」的な記事が載ることがあります。
甘い言葉に乗って痛い目に遭わないよう、皆さん気をつけましょうね!(^^)!
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