ラグビーW杯での日本チームの「快進撃」が止まりました。
一昨日昨日と二日続けての準々決勝は見応えありましたが、結果準決勝へ進出できたのは、優勝経験のある3か国と昨年の欧州チャンピオン・ウェールズで、まず順当な結果だったと思います。
ウェールズを苦しめたフランス代表の善戦には「さすが」と思いましたが、前半頑張った日本代表と、優勝経験国で体も大きくスキルも高い南アフリカとの「絶対的な差」は、まだ数年では埋めきれないような印象が残りました、でも「ジャパン」は、今大会で大きく飛躍しました。
さて、今後もラグビーネタを書く事もあろうかと思いますが、今日は、私が最近気になっている事を書こうかと思います。
それは相次ぐ年金破綻の予報(予想)と、定年延長に纏わる議論です。
「老後資金が2,000万円不足する」という試算を「不都合な事実」として、誰の判断なのか、闇に葬った感がある昨今ですが、確かに「超高齢化時代」を迎え「長生きするリスク」を考えると、年金給付開始年齢の引き上げ(一部報道では70歳からの支給になるとか、将来的には75歳からの支給にすべきとの議論も出て来ています)が避けられないとしたら、それじゃあどうやって老後の資金を「捻出」するの?と言う話になります。
65歳になって年金支給対象となっても、年金支給を遅らせ、或いは年金を受給しながら「減額対象」とならない程度の所得に抑えつつ働く人たちも数多くいらっしゃいます。
65歳を過ぎた中小企業の経営者も、多くは「年金を貰いながら働いている人」という括りに入ろうかと思います。
後継者の問題があって、会社経営から退く事ができない人もいらっしゃると思いますが、多くは「体と頭が続く限り仕事を続けたい」という経営者としての意欲と責任感が、年金開始年齢を過ぎても「現役」に拘る理由じゃないかと、私は理解していますが。
この「仕事に対する意欲」を「定年」があるサラリーマンにも適用しよう、と言うのが前述の70歳(或いは75歳)定年制の導入議論です。
65歳以降も「仕事があって」収入の途が確保されているなら、「年金頼り」の生計より「家計破綻」のリスクは減るでしょうし、何より「年金受給者数」が減らせる事になります。
「健康なら定年後も働き続けたい」と思う勤勉な労働者にとっては「歓迎」すべき議論でしょうし、年金財政破綻を回避したい政府にとっては「真っ先に検討したい」課題だと思います。
そして「年金支給年齢の引き上げ」、或いは「厚生年金保険料負担率の引き上げ」という形で、私達国民や国内で事業を行う事業所(企業等)の負担が増して行く事になります。
さてホントに70歳・75歳まで「現役」で働き続けなければならない世の中になるのか?
世界基準と比較して、そんな日本に「競争力」は生まれるのか、はたまた国民が「幸せな国」だと実感できるのか?
壮大な試みと言うか超高齢化時代を迎えての「本番」は、目前に迫っているのです(-_-;)
65歳迄で、働くのは勘弁して貰いたいなぁ…(私の心の叫び)
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