お早うございます。
昨日までの好天が打って変わり、気象庁が予報したとおりの「雨模様」となっています。
超大型で非常に強い勢力を持つ台風19号が本州・関東地方に接近しつつあるのだそうです。
TV・ラジオでも、明日12日午前中から翌13日にかけての関東地方は「非常に危険な状態になる」と警告を続け、非常用品の備えを今のうちに整えるよう、呼びかけを続けています。
昨日お会いした某社長さんは「取引先に言われて面倒だったが社内で“BCP計画”を作った事がある、一応それに沿って三連休になるのだが、役員・幹部社員には本社や店舗に残って貰い、不測の事態に備えようと思っている」と仰っていました。
勿論、社長さん自身も、台風接近時には、本社に泊まり込みする予定だそうです。
同社にとっては、BCP計画策定後、初の「発動」が目前に迫っている、との認識です。
不測の事態に瀕した時「司令塔」が不在だったら、現場で復旧作業などに当たっている社員さんは「途方に暮れて」しまいます。
それとは逆に「司令塔」に連絡・報告すれば、直ちに次善策がレスポンスされる体制が保障されているとなれば、社員の方の受けるプレッシャーと言うか、安心感はどれほどのものでしょう。
BCPとは直訳すると「事業継続計画」ですが、本意は「急な災害など企業を取り巻く環境等が激変した場合でも、被害を最小限度に抑えつつ、事業の継続を図る計画」を意味します。
社長さんの会社は、お客様をお迎えする店舗を複数持つ美容系の事業を展開しています。
強風や大量の雨による、店舗窓ガラスの破損や浸水等を心配なさっていました。
その他にも、自社の集客グッズ(外看板や店舗外観を彩る植木等々)が他人様の迷惑になるかも知れないそうで、既に昨日あたりから周りを頑丈な覆いを太い綱で囲い込む作業も、現場に指示したそうです。
社長さんは「BCPプラン作っておいて良かったよ。何せ対応するポイントがはっきりしてるから。時間が無い時はこれは助かるよね」と。
他にも同じような対応を取っている企業さんも多いかと思いますが、体系的に自社の事業全般を見渡したうえで「緊急時」に備えるBCPを一度検討するのも良いかと思います。
今回が良い事例なのかと。
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