台風一過後、一昨日・昨日と9月に入っての「連続猛暑日」には参りました。
私、昨日は都内をウロウロしていたのですが、何処に行くにしても外はカンカン照りの「灼熱地獄…」
ハンドタオルを日除けに被ったり、ペットボトルの麦茶で渇きを潤したりと、大変な一日でした。
(宇都宮に戻ってからの雷雨にはもっと閉口しましたが…)
昨日は取引先訪問の予定がキャンセルになった事もあって、午前中は時間が空きました。
急に空き時間ができたので…
時間を潰す方法を考えていたのですが、ずっと前から気になっていた事を思い切って実行する事にしました。
上野の東京国立博物館で開催中の「三国志展」を見に行く事です。
「三国志」は、ご存知の通り、古代中国・魏呉蜀の三国が鼎立して覇権を争った時代の攻防を描いた書物です。
吉川英治先生の「演義・三国志」が殊に有名で、私の愛読書でもあります。
そんな気になる存在の三国志ですが、まさにその時代を映し出す宝物が、今回東京国立博物館に展示されているという事で、「行こうかな、どうしようかな」と思い悩んでいるところに、空き時間ができた訳です。
勇んで同博物館に足を運ぶと、さすがに東京です。
平日の午前中にも関わらず、券売機や入場口には既に列ができていましたし、中に入っても来場客が溢れ、なかなか思うように体を動かす事も叶いません。
以外にも年配の女性が多いのに驚きました。
「三国志」と言うと、結構なオッサン達には(私も含めて)コアなファンも多いでしょうし、最近ではゲームを介して知った若い男女にも人気があるとは思っていましたが、正直、年配の女性に「ウケる話」なのかなぁと言う感がありましたから。
そんな疑念も途中で「ははーん、これだな」と思うところがありました。
「三国志」はその昔、NHK人形劇でTV放送されていた事もあり、今回の企画展でも、当時使用されていた人形が展示されていました。
その人形の前では、老若男女問わずスマホに写真を収めようとする見学者が「押すな押すな」の盛況です。
確かにお人形さんは表情も凛々しく、結構な大きさもあって「立派」なものです。
展示品は、中国国内で現代に入って発掘・出土した壁画や装飾品、三国時代の生活様式を表す生活雑貨や埋葬時に使う兵馬俑等々「一級資料」とわざわざ解説が着くくらいの価値あるモノのようでした。(私にはその歴史的価値は分かりませんが…)
展示品解説をしている俳優・吉川晃司氏の声や漫画家・横山光輝氏の「三国志」の挿絵がポイントポイントでアクセントになり、とても良い経験をして来ました。
たまにはこういう時間があっても、良いものですね。
三国志展は、9/16(月)までやっているそうです。
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