最近このホームページ上でアップしましたが、弊社佐藤の表題に関する手記がTDBレポートで紹介されました。
私はブログを使って「自分の考え」を一方的に発信させて貰っていますが、佐藤は帝国データさまから定期的に書面を割いていただき(月2回程度のようです)、自分の考えを同誌読者に語っています。
今回は、成人式の「晴れ着」を楽しみにしていた消費者を多数巻き込み大きな話題となった「はれのひ」の融資金詐取を取り上げています。
このブログを覗かれた方は、そちらも是非ご覧になってみてくださいm(_ _)m
今回の彼の視点は、読者の関心を強く惹きつけるものがあるかと思います。
粉飾決算と言うのは、なかなか微妙な要素を含んだ問題です。
佐藤の指摘するように「赤字を出して銀行に新規融資をストップされたら…」と思う経営者も多いでしょうし、反対に日頃親しくしている金融機関担当者の手前「黒字が出るって融資して貰ったのに、赤字決算を出したら担当の〇〇さんに合わせる顔がない…」と考える社長さんもいるかも知れません。
要は「赤字決算」が金融機関との「信頼関係」に決定的な亀裂を生じさせる「事象」になるのでは…と考える経営者が多いことが、「粉飾決算」の横行に繋がっているような気がしてなりません。
実際は「赤字」の事実より、事実を隠ぺいした「粉飾」の方が、信頼関係破綻の大きな材料となるのですが…
銀行を始めとする金融機関は、昔から「粉飾決算」の洗い出しに躍起になって取り組んでいます。
決算書を提出する側との“知恵比べ”は「イタチごっこ」となり、数十年も続いています。
問題点を見破りたい債権者と厳しい金融機関の査定の目を潜り抜けたい債務者の「攻防」は、IT化が進んだ現在も続いています。
ですが、佐藤が指摘するように金融機関の「AI化」が進んで来ると、決算の“辻褄合わせ”が益々困難になってくるでしょう。
融資係に配属された時「バランスシートはウソをつかない」と常々広言している先輩がいました。
おっしゃるとおりです。
皆さん、バランスシートはウソをつきませんよ(笑)
とは言いつつ、自社を取り巻く環境はいつも順風満帆であるとは限りません。
決算調整と称して「多少」鉛筆を舐めることもあるでしょう。
そういう経営者・企業は、貸し手側との信頼関係が壊れてしまう前に行動を起こした方が良いと思います。
心からそう思います。
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