事業再生の現場から

下剋上ならなかった…明智光秀の登場

2020年のNHK大河ドラマは、戦国武将・三日天下の主人公として名高い明智光秀を取り扱ったモノに決まったそうです。

戦国武将と言っても、明智光秀の場合、自らが「お館さま」となったのは僅か十数日…世に言う「明智の三日天下」でしかありません。

明智の下剋上はならなかったのでした…

明智氏は、守護大名家である名門・土岐氏の一族に連なるとされていて、家門没落後も足利将軍家の直臣に取り立てられ、その後は織田信長に能力を認められ多額の支度金を用意されて家来になる等の経歴(今で言うならヘッドハンティングでしょうね)を経ているので、織田氏や徳川氏のように、戦国大名の一方の旗頭としては、後世に認知され難いキャラかも知れません。

それになんと言っても「本能寺の変」で知られるように、主人織田信長を謀殺したという暗いイメージが付き纏う人物なので、豊臣秀吉の出世物語と比べると、なかなか物語・ドラマにし難い題材なのでは?と余計な心配をしてしまいます。

少し前に「事業基盤を持たない人でも後継者の無い事業を引き継ぐことで下剋上が達成できるのでは」等と私もブログで申し上げましたが、「喰うか喰われるか」の戦国時代であっても、「主殺し」の烙印は、下層の者が上位をドカしのし上がって行く「下剋上」とも、一線を画され今日に至るまで語られているからです。

 

でも再来年は「明智光秀」が主人公です。

私達の知らない、親しみの持てる光秀をどう伝えて来るのか、ちよっと楽しみが増えました。

いつもいつも、戦国有力大名とか幕末の偉人伝では厭きてしまうのも事実です。

 

平時の能臣でありながら、戦時の侍大将としても有能な官僚と評された明智光秀の魅力を見るのを楽しみにしています!(^^)!

 

 



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