活況に沸く株式市場を尻目に、上場地銀の業績が奮わない。
政府・日銀による「金融緩和」政策が続き、銀行の収益の柱である貸出金利が低迷し「利ザヤ」が縮小していることがあまりにも大きいようです。
金融緩和・円安誘導で最高益を計上する製造業や、デフレ脱却で販売単価・利益が改善しつつあるサービス業など活況を呈する多くの業種業態がある中、国内融資業務が奮わない銀行株、特に地銀株が置いてけぼりの状態…
海外での投融資業務を行えるメガバンクでは、旺盛な資金需要を抱える新興国で収益が拡大して行くとの期待もあるが、営業エリアが限定される地銀以下の「リージョナルバンク」では、営業エリアの埋没=事業基盤の没落の構図となっていて、少子高齢化と都市部への人口集中が加速している現状を見ると、今後、経営環境が一気に悪化して行くとの懸念が、現実のものとなって行きそうな気配でもあり…
海外に事業基盤を持たない地銀は、近隣行同士や親和性の高いモノ同士等々、それぞれのモノサシで「合従連衡」の花婿・花嫁を求めているが、「数年後には地銀の7割が赤字になる」という試算もあるようで、現在の遅々とした対応で大丈夫なのか?とヤキモキしている人達が居るようで…
事業継続力アップのため自身の「体質改善」と「体位向上」は、誰に言われることも無く、銀行自身が感じていることだと思います。
スルガ銀行のように「ネット専業」で生き残ろうとする試みがあったり、面白いチャレンジをする銀行があっても良いのですが、何せ「銀行」はお堅いのがフツウですから、舵取りを簡単には変えられないのです。
危機意識は醸成されても、これと言った妙手が見つからず困惑しているのが、地銀経営者の胸中と見ていますが、これは10年以上も前から分かっていた事…
さて、地銀は生き残れるのでしょうか
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