新年度が始まりました。
新入生に新入社員、新天地・新装開店等々「新」の一字が加わるだけで、何故かウキウキします。
弊社のような弱小企業では、4月に「新入社員」を求めるなど“夢のまた夢”ですが、今日から「新社会人」となって独り立ちを果たす若者が100万人規模でいます。
己の目標の実現に向けて、皆さん是非ベストを尽くして貰いたいと思います。
さて、先週末(前年度末)のニュースで恐縮ですが、台湾・鴻海精密工業の傘下に入った電機メーカー・シャープが、年度末一時金ということで、国内の全社員に対して一律 3,000円の一時金を支給する事が報道されました。
業績が「反転しつつある」と言うことで、ここまで頑張ってくれた社員に対し「慰労」の意味があると言うことです。
がっ、それ以外にも一時金支給には意図があるように思います。
「努力して成果を出したら報われる」 資本主義においては、当然と言えば当然の事なのですが、この「当然」の事が大企業や老舗企業では、なかなか通用しない事が多いのも事実です。
シャープは、鴻海傘下に収まった後、独自の視点(一世を風靡した「目の付けどころがシャープでしょ!」のキャッチ通り)で、新しい製品を続々市場に投入しつつあると言います。
超音波ウォッシャーやプラズマクラスター(空気清浄器)、ダイソン社並のコードレスクリーナーなどが、市場での人気を呼んでいるようです。
私は、「信賞必罰」の社風定着と、社員の「成功体験」積み増しが、今回の一時金支給の目的だと思っています。
単なる「ご苦労さん」的な慰労ではないでしょう。
「頑張って業績改善に貢献した社員には報いる」当たり前のようで「大企業」にはなかなかできない社風の定着こそが、黒い目をした外国人社長・オーナーの目的なのでしょう。
こういった「改革・改善」は、私達中小企業にもできそうですね。
シャープ社員のモチベーションが上がって、更なる業績改善が成るモノかどうか、もう少し注目して行こうと思います。
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