心配された日経平均株価の前場は、先週末比200円超の値上がりで終わりました。
英国のEU離脱が国民投票で決定された事が発端で、先週末は世界同時株安の様相を見せていましたが、取り敢えずホント“ひとまず”と言って良いのでしょうか、前場は急落の流れを止める事に成功したようです。
午前中には「政府・日銀」による連絡会議も急遽設定されたと報道されていますが、この週末、国内外で各国政府が「世界経済の減速」に陥るようなリスク要因は排除しようとした意図は、今のところ上手く市場参加者に伝わったということなのでしょうか…。
それにしても東京株式市場は、24日一日で7%弱も値を下げました。
EU加盟国中最大の経済力を擁して、今回の英国によるEU離脱劇で最も影響を受けると思われているドイツ株式市場でも、24日の下げ幅は東京市場ほどではありませんでした。
24日の東京市場は、急激な円高進行で「パニック」になったのかもしれません。
今日は前日比200円~300円のレンジで日経平均株価は推移しているようですが、24日一日で1,200円超も下がったのです。仮に300円戻しても、それ以前の株価水準から見ると「大幅安」の水準に置かれていることは明らかだと思います。
しかし、今日も電機や自動車・銀行などの主要銘柄は、大きく値を下げています。
株式市場が落ち着くにはもう少し時間が必要なのでしょう。
欧州市場の混乱や世界同時株安の影響が、いずれ中小企業の受注に及ぶ事は間違いない事だと思います。
設備投資や人材補強などに資金を振り向けようとしていた中小企業の「投資への意欲減退」も起こらざるを得ないでしょう。
一寸先は闇…
こんな事が続いて貰っちゃ困るんですが…
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