事業再生の現場から

どうやら据え置き「消費税」

6月になりました。

風流な言い方ですと“水無月(みなづき)”、なぜ雨が多い6月を水無月と言うのかと言えば、水無月の「無」は「~の」という意味を持つそうです。だから雨の多い6月は「水の月」なので、“水無月”というみたいです。

と今朝ラジオで言ってました(笑)

 

話は変わりますが、昨日で通常国会は閉幕。

国民の関心を集めた消費税増税問題は、2年半先延ばし(2019年10月引き上げ予定)することで決着したようです。

消費税引き上げの前提となる「景況感」は、安倍総理と国民の間では相当な乖離があると思いますが、多くの国民は「増税先送り」が決まってホッとしている事でしょう。

「増税」は、いつの時代でも国民に歓迎されることはありません。

ただ社会福祉関連予算が年々増加する中、税収が順調に支出増を呑み込んで行ければ、増税論議は先送りでも良いのですが、福祉予算が「聖域化」され「既得権化」が進んでいる現状では、大ナタは使い難いのが「為政者」の心情だと思います。

結果、国民の借金(乱発される赤字国債)が将来に先送りされることになります。

子供たちの未来を考えると、暗澹たる気持ちになる大人がどれだけ居て、「身を削ろう」とする強い意志が働かない限り、このスパイラルは自分たちで止める事ができないのだとも思います。

 

明治維新や太平洋戦争敗戦等の「革命的」出来事とその後の混乱で、封建時代の財政負担と先軍時代の財政赤字は、国民の塗炭の苦しみと共に拭い去ることができましたが、これからの時代はどうなるのでしょうか???

 

ところで「増税」が決まると、嬉しい人達もいます。

集まった膨大な資金の“使い道”を決める官僚や政治家です。

塗炭の苦しみに喘ぐ国民を尻目に、好き勝手に資金を使います。

民間会社なら投資に失敗したら「倒産」までありますが、官庁はビクともしません。

善管注意義務に背き結果「失敗」した社員は「厳罰」対象となりますが、公務員は投資の失敗で莫大な損失を計上しても「罰」を受けることがありません。

 

消費税、税率が上がらなくって良かったのかなぁ。(とりあえず)

 

 

 



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