事業再生の現場から

地銀は生き残れるか⑩

悲しい事だけど学生時代のゼミ仲間が亡くなった…

いつの頃からか、暫く年賀状が届かないなぁ…と思っていた矢先だった。

知ったのは、同級生からの訃報では無く、同窓会誌の記事からだ…。

ゼミの仲間Tに同窓会誌の記事で友人Kの訃報を知った事、御線香を手向けるにしても、Kの実家の住所・連絡先を教えて貰えないかと昨夜連絡したのだが、Kが亡くなったのは既に数年前の出来事で、奥さまは実家に戻り云々…詳しい事情はTも同級生のSから、Kの亡くなった後数年して知ったのだと言う…。(したがってTもKの実家には行けてないのだと)

改めて詳しい事情やクラスメートとしての対応は、遅まきながら持ち回りの連絡網で回して考えることにしたのですが、この手の話は、やはり地元に残っているメンバーや旧ゼミ長がしっかりしてくれないと(((^^;)

人間生身なんだから、そろそろクラス会でもやっとかないと、会いたい人にも会えなくなっちゃう(笑)

 

昨夜の電話相手Tは、地元の地銀に勤務している。(新卒から30年以上も勤務を続けているので、私なんかと比べたらずーっと真面目)今は事務管理周りの仕事をしていると言っていましたが、システム統合を控えて、オジサンであっても、結構忙しいのだそうです。

「うちも自前のシステム開発に莫大な投資はできないから、千葉(銀行)や中国(銀行)と同じシステムに統合するんだよ。千葉の軍門に屈する形さ…」自嘲気味に話すTですが、「千葉とか中国だったら“勝ち組”じゃない? 千葉はつい先達て武銀(武蔵野銀行)と業務提携を発表したけど、関東では武銀の争奪戦で“武銀を獲った所が生き残るんじゃないか”って言われてるんだよ。千葉との提携はさすがに良く見てるってことだわ」と私。

 

「上の方の事は分かんないけど、うちは57歳が役職定年なんだよ。いちおう60歳まで銀行には居られるけど、57歳からは給料が半分になっちゃう。あと3年だよなぁ」とT。

「Tや俺達くらいまではまだ良かったけど、これから地銀業界は合従連衡と共にリストラの嵐が吹き荒れるだろうし、市場がシュリンク(縮小)して行く厳しい業界になって行くだろうよ。Tなんか銀行斡旋でそこそこ良い再就職先が紹介されるんだろうけど、中小企業は大変だぜ。銀行斡旋があっても、なるべく長く本体に居た方が良いよ、大変な目に遭ってる先輩たちをたくさん見てるからさぁ」

久し振りに話したのに、二人の口から出るのは愚痴ばかり(笑)

でも地銀を取り巻く事業環境は、これからもっともっと厳しいものになって行くんだと、私は思っています。

 

 

 

 

 

 

 



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