株価は近未来(およそ半年後と良く言いますが)の経済を測る「鏡」とも評されます。したがって私も、自分の投資成績云々は別としても、常に「市場で何が起きているのか」気にせずにはいられません。
昨日の東京株式市場は、一昨日に次いで続落で取引を終えました。しかも下落額は559円(3.1%)の大幅下げ、終値は17,191円と、もう少しで17,000割れが近づく水準まで値下がりしたのです。
昨日の株式下落は、数日来の上昇が一転、急落した原油相場が原因でNY市場が下落したことが「きっかけ」だったようですが、昨日の下げで、先週末に日銀が発表した「マイナス金利」効果で上昇した株の値上がり分が剥落した形となってしまいました。
まるでジェットコースターのような株価の変動です。
下値で買って上値で売った投資家、上値で売って下値で買い戻した方はホクホク顔でしょう。リスクを上手くコントロールしたご褒美は「大きな果実」だったのでしょうね!(^^)!、実にウラヤマシイ。
年初に続いた株価水準切り下げの動きが、デフレに立ち向かう日銀のさらなる「金融緩和」を誘発させたのだと思いますが、わずか1週間にも満たない「効果」に、沈んだ気持ちでいる投資家も多いと思います。
これで株式相場は、完全に「潮目が変わった」と言えるのではないでしょうか?
日経平均は18,000円以上はウリで、下値は15,000割れも視野に入って来そうな勢いです。
もちろん一方的な下げ(棒下げ)にはならないと思いますが、株価は上下に振れながら、徐々になだらかな下降線を辿るような気がしてなりません。それこそ申年に因んで「上下に」騒がしい事象を織り込みながら…。
景気が循環すると考えれば、景気は「好況期」を過ぎて「退潮期」に差し掛かったのかも…。
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