ブログネタを捜してネットをふらふらしていたら、面白そうな記事をみつけました。
産経新聞に掲載された記事です。(27.09.17)
同紙によると、岡三証券の企業調査部が作成したリポートを取り上げています。
同リポートによると、日本経済新聞が著名人(政治家、財界人、文化・芸能人等々)の生い立ちから、成功した現在に至るまでの軌跡を著した、「私の履歴書」に登場した経営者の出身企業(上場企業)の業績を調査したところ、同コラム掲載後のROE(代表的な経営効率指標=自己資本利益率)が、掲載前を下回る企業が続出しているのだそうです。
その要因についても同リポートは分析していますが、本当のところは分からないそうです。
曰く「日経新聞の“私の履歴書”に登場するような企業経営者なら、業績好調で不祥事の無い優良企業であることが要求される。業績好調時に同コラムに登場しても、景気動向には循環があり波もあることから、好況の後業績が下振れして行くのではないか…」と。
「私の履歴書」と言えば、日本経済新聞の「看板コラム」であり、これを目的(楽しみ)に日経新聞を購読している人も多いと思います。(私もこれを楽しみに、欠かさず目を通します)
このリポートは投資家向けだそうですが、一部の上場企業経営者には、掲載後の業績悪化ジンクスを懸念して、「私の履歴書」への寄稿に尻込みする方も居るとか居ないとか…。
先人達の苦闘や経験値を若い世代に伝承して行くツールとして、「私の履歴書」は、単に日経新聞の看板コラムを超えた存在だと、私は見ています。
変なジンクスに惑わされず、これからも楽しい記事が続くことを切に願っています。
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