事業再生の現場から

与信管理の大切さ

朝からお勉強ですが(笑)

与信と言うのは相手方に「信用を供する(与える)」ことを言います。

例えば、銀行などが借入申込みをされるお客様に対して「融資を行う」ことも、与信行為になります。

金融機関の場合、借入申込人(債務者)を信用して一定期間金銭を提供しているから「融資」が与信行為になりますが、これが一般企業の場合は、売上を一定期間後に支払って貰う約束の下、掛売する売掛金が代表的な与信行為になります。

例えば、A社はB社に月間平均100万円の商品を販売しているとします。

AB社間で取り交わされた支払条件は、月末(請求)締めの翌々月末現金払いです。

この場合、A社はB社に2.5か月分(250万円)の与信を許容(売掛金を保持)していることになります。

B社に対する月商が150万円に増えて支払条件が変わらない場合、与信額は375万円に、月商が200万円になれば、与信額は500万円になって行きます。

また月商が100万円のままでも支払条件が悪化した場合、例えば支払が1か月延ばされると、A社の売掛金は250万円→350万円に増えてしまいます。

現金支払の一部に手形が混じったりしたら、また回収までの期間が延び、A社の与信額も増加して行くことになります。

なぜ私が急に「与信管理」の大切さの話をするのか、その理由は次回に…。



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