事業再生の現場から

後継者の育成も大切な仕事

お早うございます。

昨日に続いてのポカポカ陽気、今日も最高気温は20℃を上回る予報で、いよいよ宇都宮のソメイヨシノも開花宣言されそうな感じです。(もしかしたら昨日辺り開花したのかも知れません、今朝出勤途中に観たサクラの花は結構咲き始めていましたから)

スギ花粉もようやくピークを過ぎたようで、オレンジ色に怒り狂っていたようなスギの葉っぱが、少し深緑色に沈静化して来ています。

あと1か月…。もう飛んでいると思いますが、ヒノキの花粉攻撃が終われば、今年も花粉の季節からようやく解放されることになります!(^^)!

 

さて先週のことですが、取引先と一緒にリスケで資金繰りを支援してくれている金融機関に、月次の業績報告に行って来ました。

今回は、いつもご一緒していただく社長さんではなく、そのご子息(後継者)に随行することになりました。

「ニューフェイスですから、ヨロシクお願いします!!」

銀行の窓口担当者ひとりひとりに、ご子息を紹介して行きます。

社長の長男とはいえ、現場一筋の叩き上げで来たご子息は、慣れないスーツ姿にやや緊張気味です。

一連の業績説明を終え、現場の近況や業界環境等について、金融機関側から質問がなされます。

毎月の損益管理や資金繰りには慣れないご子息も、長く携わっている「現場」については、さすがに傾聴すべき事項がたくさんあります。

この点では、社長から聞く説明より、より現場に近い所で社員と汗を流している息子さんの話の方に「迫力がある」と私も思いました。

金融筋の後継者に対する期待と信頼感は、より一層向上したようでした。

来月以降も、息子さんの登場する機会が増えそうです。

なぜならば、当社の社長さんはもう直ぐ70歳になります。

後継者として20年近く現場で仕事の仕切りを任せながらも、会社全体をどのような運営して行くかについては、今まで手が回らなかったようです。

目先の仕事と売上・利益に拘らないと、今まで生きて来れなかった事情もあるのだと思います。

事業の円滑な承継を考えた場合、後継者の育成が如何に大変なことであるのか、本気度を上げて取り組もうと言うのが、この社長さんの考えなのです。

それだけ余裕が出てきた証左でもあるのですがね!(^^)!

 



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