事業再生の現場から

ノーベル物理学賞

今朝の新聞一面に、青色発光ダイオードの発明と工業化に対する貢献を理由に、3人の日本人研究者にノーベル物理学賞が送られるとの見出しが踊っています。

日本人のノーベル賞受賞は、2年振りで通算22人になるとか。

ノーベル賞の、特に科学部門の受賞者数は、文化度というか民度というか、国の成熟度のモノサシである、と以前耳にしたことがあります。

科学者を顕彰する様々な評価基準がある中でも、ノーベル賞は別格で、且つその権威は格別だと言います。

直前の下馬評では、物理学賞より化学や医学・生理学賞分野で、可能性のある先生方を取り上げていた新聞がありましたが、先行した物理学賞の受賞で、“弾みがつく”結果となったのは、何よりだと思います。

 

そのなかでも、今朝になって、新聞・TVの話題を攫っているのは、青色発光ダイオードの発明対価を巡って、勤務先との訴訟騒ぎとなった中村先生に関する、過去の映像の数々です。

歯に衣を着せない発言は健在で、今朝もSTAP細胞を巡る騒動について、ご自身の見解を明確に述べていらっしゃいました。(こんな質問を先生に向けるTVアナウンサーもどうかも思うのですが…)

研究以外の場面でも、以前から「有名」な中村先生ですが、今回同時受賞となった天野、赤崎先生とは違って、基礎研究というより応用工学で実績を残された方だと思われます。

ご本人もその点分かっていて、「ノーベル賞は基礎科学分野の研究者に贈られるものなので、自分が対象になるとは思っていなかった」と述べています。

まぁ、それにしても明るいニュースです。

今回研究の場となった名古屋大学(中村先生は日亜化学工業ですかね)、近年ノーベル賞受賞者が続いていて、凄いと思います。

「ノーベル賞といえば、京大理学部!!」との従来イメージが、段々変わって来たように感じます。

 

 



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