正確には「WOOD JOB!」と言うらしい。
栃木県林業会館のエレベーター脇にも「ウッ ジョブ」のポスターが貼ってありますが、最近は都会育ちの若者が「林業」での生計を目指して、産地に赴き技術指導を受ける例も珍しいことでは無くなっているそうです。
先週末、新聞で読みましたが、中国木材や住宅メーカーのすてきナイスグループが、増加する国産木材の需要に対応するため、四国や九州で大規模製材所の投資を始めたとの記事が載っていました。
資源保護や中国等拡大する新興国需要、更には円安進行のため、木材の日本国内への輸入価格は値上り基調だそうですが、国内産木材(国産材)の取引価格は、輸入材の40%程度で推移しているようです。これなら、長期的に国産材の活用を進め、植林→伐採→製材加工→消費という木材の流通サイクルに再投資しても採算に合う、という経営判断がなされたのでしょう。
しかも山林管理や製材過程で出る間伐材や木くず等は、「バイオマス発電」の貴重なエネルギー源にもなります。
なぜ貴重かと言うと、植物が酸化(燃焼)する時に発生するCO2(二酸化炭素)は、元々光合成によって地球の大気から吸収されたものが元に戻る、という現象に他ならないと見られるからだそうです。要するにバイオマスはクリーンエネルギーという事なんでしょうかね。
地方経済の振興や電力源の多様化に取り組みたい政府からは、たっぷりの補助金が支給されるでしょうし、「林業は死んだ」と自虐的な呟きで自らを慰めていた関係者の皆さんにも「再チャレンジ」の機会が訪れる事になるかも知れません。
栃木県も関東有数の木材資源を持つ「林業県」です。
国産材製材業者は、最盛期の10分の1以下に減った、との声も聞かれます。
がっ、せっかくの機会。
是非、地域振興にうまく結び付けられるようなビジネスアイディア若しくは事業家が現れることを期待しています。
できれば「他利」の精神で…。
それと林業関係の皆様へ伏してお願いが…
植林する際は、是非花粉症害の無いスギ・ヒノキをお願いします!!
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