事業再生の現場から

初の配当!?

某社の事例

間もなく決算・申告を迎える某社の決算準備(税理士さんとの合同ミーティング)のため、久し振りにお邪魔して来ました。

昨年1年間の売上は前年比30%アップ、経常利益は数千万円と過去最高水準、昨年に続いて高水準の所得を申告することになりそうです。

実は、この会社は弊社HP「再生実例」にあげさせて頂いている企業さんです。

過剰債務からの脱却を目指して数年前に第二会社を設立、旧会社から事業譲渡を受け、一部の従業員さんにはリストラをお願いしたり自然退職があったりと苦しい局面はありましたが、今日まで何とか資金をやり繰りして来ました。

現場改善とリストラ効果、何より金融債務の大幅削減で財務的に見栄えの良くなった某社ですが、正直3年前までは赤字基調が続いていました。

それが「アベノミクス」の好影響でしょうか、私が見ても「惚れ惚れするような」決算内容に、劇的チェンジしていました。

売上は旧会社で営業していた時代の規模に戻り、原価率や経費率は圧倒的に削れている訳ですから、考えれば確かに、利益の出ない筈がないのです(笑)

一緒に打ち合わせをしていた税理士の先生が仰います。

「それじゃぁ、初の配当と行きますかぁ!!」

「いやぁ、景気の良い話だね、復配というか、初の配当かぁ」社長の声も弾みます。

「無理に出資をお願いした先もあります、ここいらで労に報いることも必要ですね、株主に対しても…」私も続けます。

数年前から考えると、まるで夢みたいな話です。

こんな事例もあります!(^^)!



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