昨日の続きではないですが、私が行って来た北三陸の海沿いには、入江毎に小集落があって大小の港が整備され、漁業関係者の小型船が係留される等のんびりとした風景が拡がっておりました。
たぶん、太古の昔から「魚介類や海藻」等を皆で協力して採ってそれを皆で分かち合い、厳しい冬は皆で一緒になって暖を取りながら暮らして来たのだと思います。
海の近くなら「魚介類や海藻」等食糧は豊富に手に入るし、真面目に働きさえして家族が贅沢しなければ、ちゃんとした生活が送れたのでしょう。
ところが、現代ではサービス業を中心として様々な仕事や職種が現れました。
風の強い日や波の高い日に危険を犯すことも無く、力仕事に体中が筋肉痛で悲鳴を上げることも無く、楽をして簡単に生活の糧(お金)を稼ぐ事が可能になったのです。
すると、楽に稼ぐ方法を知った知識や知恵を持った人が「優れた人」として評価され、地道に現場で汗を流す労働者は若者に敬遠される仕事となってしまいました。
結果、寒村には年配の労働者が残り、若者は3K(きつい、きたない、きけん)を嫌って都会へ…。
消滅可能性都市が全国に800も900もあるっていうけど、仕事があって生活ができれば、わざわざ慣れない都会に出て行きたくないという若者がいるのも現実。(地元に残って地元の友達を大切にする若者をネオヤンキーとか言うとか言わないとか)
その辺りの対策が、必要なのかも。
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