都内の某勉強会で知り合ったベンチャー支援コンサル氏によると、「政府の起業支援はホンモノ。これから若者やシニア世代による起業が政策支援によって大きなうねりになる。コンサル業界も「企業支援」から「起業支援」重視に主戦場を移しつつあるようだ」と教えて頂きました。
通常企業は、起業(勃興期)→成長期→成熟期→終焉と、大まかに言ってこんな生涯を辿ります。
私達は、成熟期以降にある事業者を主な顧客としていて、何とか終焉を迎えずに「最成長」軌道に戻すことを目標に日々活動しています。
件のベンチャー支援コンサル氏は、勃興期にある起業予定者や起業間もない経営者を相手としたビジネスを展開していると言うことであり、人間で言えば新卒・新社会人を相手にするようなものでしょう。
一方弊社の場合は、定年間近或いは窓際近くに追いやられた中高年諸氏に、今一度花を咲かせて頂こうと、人間に当て嵌めるとそんなイメージになるのでしょうか。
いずれにしても、夢と意欲と希望に満ち溢れた経営者(予備軍)を相手とする専門家だけに、話の内容は非常に「明るく大きく」圧倒されそうな内容でした。
折しも今朝の日経新聞に、起業家育成のための政策支援が奏功している、との記事が掲載されていました。
ベンチャー支援コンサル氏が感じている通りの内容です。
欧米並みの起業率を目指すんだと、国も本気になって起業家を応援しているようです。
「企業支援」「事業再生」専門でやっている弊社などは、なんだか時代に取り残された存在になったような気もします。
時代の先読みが得意で鋭敏な頭脳を持った事業家なら「いつまで事業再生なんてやってるの?」と言うかも知れません。
政策も徐々に「競争力の無い企業は自然淘汰されて…」となって行くのかも。
じっと我慢する時期なのかも…と思って、じっと耐えるしかないのかも知れませんね、当面。
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