事業再生の現場から

事例集

お早うございます。

今朝は宇都宮の事務所にてブログを更新中です。

まだこの時間(8:45)でも事務所には私ひとり。

皆直接お客様の所へ出掛けているのでしょう、うちはメンバー全員が事務所に揃うと「あれっ、珍しいねぇ」との声が掛るのが普通なのです、そんな会社あまりないでしょうけど。

先週の出来事ですが、今月もHP(ホームページ)に載せる事例集ネタを考えていました。

時間の掛る大仰な再生劇を紹介するのも良いのですが、正直大向こうを唸らせる再生劇と言うのは年に1~2例くらいしか出会わないのが実情で(大規模な案件申込みが続く事もありますが、こればかりはタイミングの問題ですので)、私達が通常扱っている案件で「会社分割」や「事業譲渡」、関係者や第三者によるM&Aが最良の選択肢になるケースは少ないと言うのが実感です。

では何をやっているかと言いますと、やはり「事例集を見てください」と言う事になります。

過去の事例集では、会社分割や事業譲渡、従業員や第三者へのM&Aに交って、銀行から融資債権がサービサーに譲渡された場合の事例や事業継続がベストシナリオで無い場合の事業撤退の事例など、時と場合&ニーズと現実によって様々な選択を経営者と共にして来ました。

今月これからアップする予定の事例は、先週取り扱った不動産物件の買取案件を載せる予定です。

小規模な飲食店を営むAさんの実例で、ある社長さんの紹介で借入返済に悩むAさんの相談に乗ったのがきっかけで、弊社がAさん所有のご自宅を期限付きでお預かりする事になりました。

もちろん有償ですから、弊社はAさんに市場価格通りのおカネを支払い、Aさんはその代金を取引銀行2行に返済、自宅の抵当権を抹消して貰うというのがおカネの流れです。

Aさんは自宅売却代金の一部をお店の改装費に充て、事業拡大を図りたい考えです。

取引行は2行とも既存貸出をリスケ支援してるので、Aさんからの新規支援要請に応える事ができません。

もっと言うと、Aさんは事業資金捻出のため、個人のカードローンも複数行で利用しており多重債務に陥っています。

このままでは家族と暮らす自宅も、債権者のターゲットになってしまうのです…。

あっ、ちょっと前置きが長かったですね、そろそろ仕事に出掛けないと…。

次回に続きますね(笑)

 

 



コメント

※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です