事業再生の現場から

地熱発電②

昨日に続き、今日もまた地熱発電の話…。

日本でも大分県や岩手県には火山地熱を活用した地熱発電所があって、商業運転をしているそうです。

世界的にはアイスランドやインドネシア等の火山大国(日本も当然ですがこの仲間に入ると思います)で、地熱を活用した発電所が活躍しているそうですが、日本のそれとは規模が全く違うのだとか。

当然の事ながら大規模に設備投資を行なっている諸外国の方が、大きなメリットを享受しているのでしょう。

昨日は地熱発電所の技術面でコメントしましたが、これら上手に地熱を活用して発電設備を整えるインフラ設備を提案して仕事を仕上げたのは、日本のメーカー(富士電機が高い技術&シェアを持っているらしいです)だそうです。

日本で地熱発電所が普及しないのは、「地熱」というエネルギーを放出する場所が「国立公園」等の公共財の中に位置する事が多く、温泉権等の権益が多く絡むため、監督官庁や利害関係人同士の調整が進み難い事が大きなネックになっているのだとか。

こんな馬鹿な事ってありますか?

国立公園や国定公園の指定って環境省(政府)が行なうんでしょうけど、その政府を選ぶのは誰れ?

国民誰しも安全で快適な暮らしを政府に守って貰いたいと願っていると思います。

原発事故の後処理で今後どれだけのコストが必要になるのか、正直誰も分かっていないでしょう。

東電利用者&納税者負担によってそのコストは賄われて行く事になるのですが、まだ生まれても居ない未来の子供達にもその負担は覆い被さる事になると思います。

安全保障上「原子力」研究を根絶やしにする事はできないでしょうから、一部原発を残すのは已む無しとしても、国内埋蔵量(?)で国内電力需要を賄える潜在力がある事(エネルギー安全保障)、天然ガス等の地下資源採掘&燃焼を必要としない事(CO2削減)、世界基準での技術を有し今後も技術開発が見込める事(世界市場への有力産業育成)等々、地熱発電に力を入れるとエライメリットがあると思うのですが…。

先ずは栃木県が先行して奥日光とか、那須辺りの火山麓に地熱発電所を計画する等して、オピニオンリーダーにでもなれば良いのに。

暇な事を考えています(笑)

 

 



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