お早うございます。
昨日このブログに、社内での融資案件の相談模様を書き込みましたが、早々に私の知人から「ブログを見たけど、リンクスさん融資もやってるの?」と質問を頂きました。
「やってますよ、細々と。貸金業者が減ってく中で逆行してますから、ウチは(笑」と私。
「今時不景気だから引く手数多(あまた)なんじゃない? あんまり暴利を貪ると、良い夢見られなくなるよぉ。」と知人。
「開店休業みたいなもんですよ。貸金ったって規制が多くて貸倒リスクもあるし、割に合いませんよ。」
因みに弊社は、HPでも開示してますが、関東財務局長(1)01488号のちゃーんとした貸金業者なんですよ。
栃木県知事免許じゃなくて関東財務局長免許なので、東京とか関財管内に営業所を設ける事もできるのです。
でも実際は、貸金業って儲からないですよ。(昔の事は知りませんけどね)
仮に100万円を10%(年利)で3か月間融資しても、得られる金利は 100万円×0.1×3/12か月=25,000円ですもの。
これが10倍あっても3か月で見込める売上は25万円です。
しかも自己資金だけでできなければ、(資金)調達コストも掛かりますからね。
貸金業を維持するための経費(業界団体加盟金や会費、信用照会用設備費や維持費、人員の確保・研修費用、その他諸々)を考えたり、銀行やノンバンク(銀行以外の金融屋さん)で撥ねられた後に相談される(貸倒リスク)事を考えると、上限18%に貸出金利を抑えられた改正貸金業法の下で貸金業免許を維持するのは、当社のような零細業者にとっては合理的でないと思いますよ。 割に合わないです。
ロット(取扱量)の多い大手なら別ですけどね。
担当者一人当たりの資金量が5,000万円くらいあって、平均15%くらいの金利で回せるなら、充分オイシイ仕事かも知れませんよ。
5,000万円×0.15×12/12か月=7,500千円 カードローン50万円の顧客100人を一人のオペレーター(担当者)が管理できれば、ペイできると思います。
実際は、一人の担当がもっと多くの顧客を管理しているんだと思いますけどね。一人当たり平均融資残も、もっと大きいのかも知れませんし。
まっ、とにかく知人の口振は「お前、人の褌(ふんどし)で相撲とり過ぎんなよ。」的な愛のムチがやや混ざった感じだったのですが、実際はそうじゃないのよ。分かって貰えました?
じゃあ何でやっているのかって? んーっ、何でだろう?
「関東財務局長」って言う響きがカッコイイ!からかなぁ(笑。
費用対効果を無視した事業をやってるなんて「経営者失格」ですかねぇ。(^o^)/
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