郵政民営化?

どんな経済主体でも「赤字で借金」を膨らませ続けて生き残ることはできない。


もともと郵貯は「国家運営」の集金機関であった。

郵便貯金というフィルターを通して、財政投融資として無駄に投下されたことだろう。

そのほとんどは今や価値を失い、投下資本を回収することが不可能である。


その「集金→無駄使い」の構図の資金の蛇口を閉めたのが「郵政民営化」ではなかったのか?

その上、国が高利で民間の資金を集めるなんて、歴史上の「戦時国債」そのもの。

民業圧迫も甚だしい。

そうみれば民営化は正しい選択であったのだろう。


現政権の「郵政民営化見直し」策、

確かに地方の民営化反対派の集票のためというのは判るが、

ではいったい今後どうするのであろうか?


我々からみても西川社長の手腕は素晴らしい。

あれだけの巨大な組織を、数年で「民営化直前」まで変革するのであるから。

でも辞任させて・・・・・でどうするのだろうか?


いくら郵貯や郵便事業が公共性が高いとはいえ、

赤字の事業にはいつか終焉の時が来る。

その時に、今回のことと後悔しても、覆水は盆に還ってこない。



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