読書
読書の楽しみといえば、何といっても長編大河小説を読むことだろう。
この週末は、「北方謙三の水滸伝(楊令伝)」の最新刊を書店で見つけて読書三昧。
楽しみにしていた連載もの、ゆっくり味わって読みたいところだが、あっという間に進んでしまう。
流石は当代の人気作家、どんなに長くても飽きさせない展開である。
この水滸伝、本編も実に長い小説で単行本16巻。
その上続編が既に9巻、まだまだ終わる気配がない。
「これぞ読書の醍醐味」みたいな長さではあるが、それがまた楽しい。
ところで我が家の高校生。
進学校に入学したのは良いのだが、読書嫌い。
というよりその習慣がなく、短い人生(16歳)の中で、長編のもを読破したことはない。
進学塾へと通い、成績もまあまあ、決して漢字が読めないはずはないのだが、
古今の歴史や社会の構成、その矛盾に興味が湧かない様子。
学校のテストに出てくる問題を解くことは長けているのだろうけど、本当にそれで良いのだろうか?
子供のころからゲームとパソコンとマンガ三昧の彼。
年代からいえば、そろそろ人生や社会について一考察を始める時期なのだろうけど、
どうもその様子もないし、いたって能天気に毎日を日々を暮らしている。
事あるごとに読書することを勧めるのだが、他にやることが多いらしくて、手が回らないらしい。
本当ならこの時期、この年代、
小説や名著を読むことで、高校生なりの社会の矛盾や人生の意義について考える時期なのだろうけど・・・・
(遠い記憶では、私もそのころちょっと悩んでいたような・・・・)
読書をしても「答え」は得られない。
読書は、正解を求めることが目的の勉強(という名のゲーム)とは相容れない行為なのかもしれない。
しかし「人生には正解がない」ということを教えてくれるのは、読書だけではないだろうか。
読書好きだから言うのかもしれないが、
教育って「宮本武蔵全巻読破」から始めても良いのでは、と思うこともある。
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1 ■読書は
私は星新一さんのショートショートあたりから入りました。
http://ameblo.jp/m-ichi-cb4/