旧来の友

「最後の旋律」

書店で見つけた時に、背表紙には「87分署最後の事件」とあった。


エド・マクベイン。

随分と昔のアメリカの作家であり、私が学生時代に夢中になって読んだシリーズの作者。

ハードボイルド作家に多少陰りが見え、

ベトナム戦争に疲れたアメリカで、等身大の刑事たちがくり広げた刑事ものである。

日本では黒澤明監督の「天国と地獄」が、

シリーズの「キングの身代金」をベースに作られたのは有名。

(でもこの映画って白黒なんですよ)


なになに「最後の事件」。

確かに作者は生きていれば相当な年齢。

初版の発行が1956年なのだから、50年間も書き続けていたのか。


懐かしさのあまり、即刻購入して現在読んでいる。

それにしても「筆力」が全く衰えないのは驚きである。


さてどんな最後になるのか、数日先が楽しみである。






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