我らが年金
最も困る質問の一つに建設業関係者より
「この先我々は年金をもらえるのだろうか?」という問いがある。
特に職業別年金基金は???なのではないだろうか。
年金支払の基本的な構造は「ピラミッド型」である。
受給は自分たち年代より数の多い「若年層」の保険料支払を原資にしている。
人類の歴史から導かれた人口構成が、そういう発想を導いたのであろうが、
平成になって作られた職業別基金もそれに習っている。
しかし、現在、特に建設業ではその構造が大きく変化している。
弊社のクライアントに限らず、どんな建設業でも「オヤジ」ばかりが目につく。
会社の従業員平均年齢を聞けば、
若いところで40代、時には50代なんて会社もあるくらい。
あと10年経ち、この人たちが受給年代になったら、いったい誰が原資を支払うのだろうか?
職業別基金は現在加入者数企業が一気に減少している。
また、加入企業もリストラで人員を減らしている。
基金側に入る資金は当然減っている。
しかし、従業員の高齢化で受給者はどんどん増えている。
そして入るより出るものが多ければ、やがて蓄えは底をつく。
さてさて、この先どうなることやら?
ところでこんな仕組みってどこかで聞いたような。
ネズミ講???
まさかそんな。
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