恵まれ過ぎ

人は「今の環境が恵まれ過ぎている」ということに慣れてしまう。


赤字の会社の経営者は辛い。

入っていくるキャッシュより出るキャッシュの方が多いのだから当然である。

そうならないように経営するのが取締役の務めなのだが、

どんな事業でも相手があってのこと、いつもうまくいくとは限らない。

そんな時、経営者は自らの身を削り、私財を投入して事業を継続する。

しかし、どんなに精神的に辛くても、私財がなくなろうと助けてくれる人はいない。

そして、給与だけは必ず毎月支払っている。

(我々のクライアントの赤字原因は、ほとんど人件費の高さに起因している)

しかし経営者が感謝の言葉を聞くことは少ない。


従業員の中には様々な理由があるが「使えない」人も多い。

第3者である我々の目から見ると、

「怠惰」「我儘」「仕事の選り好み」・・・・・

どう見ても会社の赤字原因、彼がいることで組織が崩壊しようとしていても、

解雇しようとするとこれまた一苦労。

苦労で済めばいいのだか、そんな人に限り訴訟提起というオマケまで付いてくる。

「不当解雇」

それは組織の中で、あるいは事業に全く役に立たないとしても、

なぜか日本国に法律では主張できるのである。


合理的な経営者は絶対に不当解雇は行わない。

なぜならそれは「合理性」に反する選択だからである。

だから解雇にはそれ相応の事情があるのだが・・・・・


失業者が増え続けているのは「倒産」する会社が多いのがその一因。

会社の資金繰りが尽きるその日まで、過剰な人員を抱えている会社も多い。

もう少し「雇用」に柔軟性があれば、

人員の調整が速やかに行われるのであれば、

救われる会社もあるのではないだろうか。


そんな改正、世の中の動きに合せて作られても良いのではないか?





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