帰宅難民
運悪く「東京出張」であった。
年に数回の業界の「研修会」、そして月に一回程度の東京出張、
そんな偶然の重なりがその時を呼んだのであろうか。
その会場は建てられたばかりの近代的なホテル。
免震構造なのであろうか、建物の揺れはそれほど大きくなく研修会は直後も続けられた。
しかし、終わって外に出た直後から風景は一転する。
東京駅まで続く人人人・・・
微動だにしない車の列。
駅に着いてみれば、電車での帰宅をあきらめた人のタクシー待ちの長い行列。
新幹線の回復を待つこと5時間。
ビジネスホテル、レンタカー、在来線、遠回りの私電。
その間考えられるすべての可能性を試みたのだが・・・・・
その日の宿を確保するため、ようやく動き出した「JR東海」に乗り東京を脱出。
「新横浜」で一旦下車するも人の列に負けて再び今度は「静岡」へ。
真夜中にやっと到着し、そこで一息入れたのであった。
結局宇都宮に帰り着いたのは日曜日の午後。
なんと3日ぶりの帰宅であった。
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