哲人
先日ベンチャー企業の相談役ともいうべきI社長と、1年ぶりくらいにお会いした。
今は一般の民間ビルに入ってる弊社も、
創業当時は「宇都宮市」で運営しているインキュベーション施設に入居、
家賃の安さの随分と助けられたものである。
(インキュベーション施設=孵化器の意、開業したばかりの企業を低額な賃料で助ける施設)
エンジェル投資が好きで、自身も県内屈指の中堅企業経営者であるI社長、
既に60歳をいくつか過ぎているのだが、その事業意欲には目を見張るものがある。
驚くことにI社長、MBAの取得者でもある。
それも昨年、60歳を過ぎてから取ったのだという。
様々な名誉職もなさっている社長、名誉博士号かと思えばさにあらず。
仕事の合間を見て東京の有名校に通い、
20代の学生に交じり講義を受け、
試験をパスし、ついに卒業論文を提出したのだという。
卒業論文は4万字、ゆうに文庫本1冊以上のボリュームなのだという。
現在私は40代の後半、
好きな読書でも目がかすみ、難しい本は5分と読めない。
まさに現在の哲人。
頭の下がる思いである。
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