今時の若者
先日あるバーで隣り合った若者。
その日は気温が高かったせいもあるが、ティーシャツ姿の彼。
筋骨隆々でお腹もこれ以上ないほど引き締まった体。
刈り上げた髪が爽やかな「スポーツマン」。
なんとなく気になり話をしてみると、彼は地元医大の学生とのこと。
普通の医学生と雰囲気の違う彼、
興味深々なお話好きの迷惑な「オヤジ」にお付き合いいただき、
彼の来し方を聞いてみてびっくり!!
山深い里が彼の故郷、
ご家庭の不幸もあり、大学進学の学費が捻出できない境遇。
なんとかして進学したいと考え、彼が選んだ道が「学費のかからない大学」。
栃木にある医大、僻地医療を担う人材育成が目的の官立大学。
学費が免除され、その代り僻地医療を行うことが義務付けられる。
生まれ故郷は医者のいない「僻地」。
きっと幼少のころから不便な思いをしたのだろう、
医者になり故郷の人の役に立つことを望んでいる。
そして彼は嘆く。
人の生命を救う使命の仕事。
しかし、彼らの年代の若者にその使命感が薄い。
経済的な目的で医業に携わる者も多く、僻地医療は人気がない。
「志」
少し酔った彼の口から出てくる言葉は熱くて強い。
まだ20代も前半であろう彼、
年齢や経験、すべてを超えた素晴らしい人に出会った夜であった。
コメント
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1 ■志・・・
素敵な青年に出会ったのですね。
今でもそんな志の高い青年がいるなんて、感動します。
日本の未来もまだまだ・・・嬉しい記事でした。
http://ameblo.jp/bigmama-kiku/