ある訃報
昨日、銀行員時代の恩人である「上野清隆」社長の訃報を聞いた。
氏は福島県会津地方の建設会社の社長で、
関連会社と併せ300人以上が働くグループ企業を一代で築いた人物である。
特に私と個人的に親しいということではなかったが、
私にとっては忘れられない「経営者」である。
氏の出身である会津地方は「人物」を多く輩出したことでも知られる。
その中でも歴史的には「反体制」側の人物が多い。
そんなイメージと重なるように、上野氏は「現在の侠客」といえる人物であった。
(侠客は正しい意味では「市人の中の気慨のある者」のことで、ヤクザ関係ではない)
氏の印象を正確に言葉で表すことは出来ないが、
氏は向かい風の吹く建設業界にあって、確固たる信念と希望を持ち、
事業の拡大と成功を信じて疑わず、経営姿勢が常に前向き。
しかし、決して恩情を忘れることはなく、敗者弱者も必ず救う。
人としての懐の深さ、情の濃さ、精神の強さ、そして采配の見事さ。
弱きを助け強きを挫く、まさに尊敬すべき「現代の侠客」であった。
氏は私に「信念こそ経営の源」であることその姿をもって教えてくれた。
氏に会えたことで私は、
人としてまた経営者としての生きる姿勢と信念を学んだ。
(まだまだ未熟者だが)
開業後、なかなかお会いすることが適わず
直接感謝の言葉を伝えることが出来なかったことが残念である。
遠い空の下、ご冥福を祈ります。
コメント
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1 ■はじめまして
コメントありがとうございます
@佐藤さんとは、同じ時代に生まれ 水越さんを通して、少し前から気になる存在でしたよ。
以前 ある大手企業に勤め
宇都宮にも何度か 出張でお邪魔しました。
噂どおり 餃子は格別ですね
訳あって 私も今は中小企業の一員
でも まだまだこれからだと思っています
ブログの内容も 興味ある内容で 時折遊びに伺います。
これからもよろしくお願いします。
http://ameblo.jp/palsation/