選挙と政治家
11月は「栃木県知事」と「宇都宮市長」の選挙がある。
そろそろ街のあちこちで選挙用のポスターを見かけるようになった。
ある建設業のクライアント先でのこと。
その会社の社長、業界団体の役員をしていることもあって、
「選挙応援」で目が回るほど忙しい。
朝から夕方遅くまで、選挙事務所に行って帰ってこない。
社長の労働を相当時間拘束する選挙運動、
以前であれば、仕事という見返りがあったのだが、
現在の入札制度の下では、それすら期待できない。
そのため今まで協力的であった同業者も、今回から選挙応援を辞退する先が多くなっている。
そんな悩みを聞いているうちに、
なんだか不思議な感覚になっている。
選挙のような大きな運動や集会には当然「高いコスト」がかかる。
選挙費用として公より「支給」される範囲であれば問題ないが、そういかないのが現実。
コストを下げるため、政治理念に共感するボランティアのみで構成すれば良いのだろうが、
そんなカリスマ、この世にそれほど多いわけではない。
そんな事情を知っている社長、
全くの「不採算投資」であるにもかかわらず、選挙応援を続けている。
「そんなことやめてしまえば・・・」と簡単に言うが、長年の習慣でそうもいかない。
でも「もたれ合い」の構図、いつかは決別しなければいけないし、
今が「本当の意味」でのチャンスかも?
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