迷い
ある地方のホテルの相談を受けた時のこと。
会社を紹介した顧問税理士、
「社長が性格的に営業不熱心」なことを嘆いていて、
弊社とともに説得したいと言っていた。
さて弊社が面談してみると・・・・
その社長、会社の良く末に自信がなく、
つまり業界が衰退産業なので、何をやっても無駄に思えてしまうのだそうだ。
弊社の見た社長の印象は、そつのない人。
理路整然として係数管理も良くできているし、
確かにちょっと性格は暗そうだが、経営者としては問題なし。
しかし面談中言い続けるのは「将来の展望がない」こと。
誰しも将来の「光」が見えなければ心が燃えない。
熱心というのは「心が燃えること」。
顧問税理士はその社長に「営業熱心」になることを説いているが、
これではいくら説得しても変化は起きない。
将来は自ら切り開く。
切り開けばどんな事業にも「光」が見える。
光があれば人は希望が持て、希望が持てれば心が燃える。
まずは「光」の在りかを探すことから始めなくては。
きっとそれは、コンサルタントや税理士が教えることではなく、
自らの身近に必ずある。
今はそれが見えないだけなのだろう。
コメント
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1 ■ホテルに限らず、商売って・・・
私も10年小売販売をしてきましたが、商売することだけ、接客だけ、で維持、管理、劣化保守、社会状況、ニーズ、などに目を向けず、ずーっと同じことしてる人おおいですよね。まさに今後どうしていきたいってのがない方多いような気がします。
http://ameblo.jp/kenpeiritu/