経営って見えるか?
先日のこと、
ある会社の会議に呼ばれ「経営計画」のレクチャーを行った。
といっても、メンバーの半数以上はパートの主婦。
社長のリクエストも
難しい話ではなく、わかり易く会社の仕組みを教えて欲しいとのことだったので、
その会社の姿を抽象化し、図や表を交えて簡単に説明した。
会議の発端は会社の業績向上。
ここ数年、売上収益ともに低迷する中、社長一人で試行錯誤を繰り返していたがそろそろ限界。
それならば、従業員の力を借りようということになった。
1時間ほどのレクチャーが終わり、一通り感想を聞くと、
私より一回り以上ご年配の主婦からのいろいろな意見。
「本当は会社がどうなっているのか知りたかった」
「パートだって、働きに来ている以上何かの役に立ちたい」
「販売や仕入れをもっと自由にやらせてもらえば、もっと儲ける事が出来ますよ」
会議の最初は静かな主婦層、最後はなんだかとっても「やる気」が出てきたようだ。
会議が終わり社長との次のステップの打合せ。
長年会社の数字を隠していたことを反省。
もう少し、主婦のパワーを信じてみることとなった。
うーーん、これって経営の「見える化」なのかな??
情報公開は時として危険も孕むが、力も持っている。
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