秘密

「秘密」というのは蜜の味。


ある会社でのこと。
再生を目指して会社分割や譲渡、組織の変更を一部のスタッフと検討していた。

作業は当然「内密」に進めていたのだが、ある日敵対する株主の耳に達してしまった。


その株主曰く、

これは株主価値を毀損するような行為で、断じて許せない!

一旦「株主総会」にかけて審議すべき事項だ!

(会社法上とは関係なく読んでください)


結果としてクレームは、なんとかなったのだが、

秘密を守るということは、「守る側」に立つとつくづく難しいものだと感じる。


例えばM&Aの案件などの場合、

経営陣のほんの一握りと話したことが、情報漏洩する場合もある。

漏洩は時に「ダメージ」や「信用毀損」を引き起こす。


いずれにしても「ヒト」というのは黙っていられない性分なのだろう。

今更ながら、その「ヒト」の業の深さに感じ入るばかりである。





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