石の上にも3年
長いようで短い、短いようで長いのが3年。
その会社3年前あたりから業績が低迷、
知己をたよりに「3年期限」の借入を行っていた。
その後リーマンと売上激減の時期を経て、1年前より事業再建を行った。
昨年の今頃は売上ボトムの時期。
再生を図ろうにも、毎月の電気代も支払えない始末。
なんとか遣り繰りしながら1年間を過ごしてきたが、
ここへきてようやく「先々に明るい兆し」が見えてきた。
さて件の3年前の借入、来年3月に一括返済期限が迫っているが、
再生会社のこと、とてもそんな余裕はない。
再生中は考えないようにしていたが、期限が迫ればそうもいかない。
早速実行プランを作り、行動開始である。
その社長、曰く。
3年前はなんとか自力で回復して返済できると思っていた。
2年前には会社がなくなると思っていた。
1年前は無我夢中で考える余裕がなかった。
しかし今、こうして生き残ってみると「なんとかなる」という確信めいたものができた。
3年で随分と人の心は変わるものである。
時は誰にでも平等なのだが、
それをどう使うかはその人次第。
私自身はその時どう使ったのだろうか?
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