真面目の効用
ここ数日の新年の挨拶回りでのこと。
真面目を絵にかいたようなクライアント先の社長、
今年1月で、関連会社の廃業を決意していた。
廃業するにあたり、いかにソフトランディングするかを何回か打ち合わせしていたのだが、
先日の聞いたところ、廃業は一時取りやめになったとのこと。
理由をよく聞けば、
廃業準備のためにいろいろな人に会い、お願い事をしてるうちに、
その先より「仕事」の依頼が急に増えてきた。
仕事がなくて廃業を決意した会社、
今や受けきれないほどの受注を抱えている。
その社長、我々から見てもいつも真面目さゆえの「損」ばかりしている。
でも本当の窮地に立った時、それまでの「損」が役に立っている。
「損して得取れ」
先人の言葉、侮り難し。
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