本音の話
会社を経営していると、なかなか本音で話すことができない。
それは、会社を守るためでもあり、相手が信頼に値するかどうかわからないためでもある。
弊社の場合でも面談して3回目、10時間めにようやく「本音」の話を聞くことができれば早い方である。
先月の中旬、人を介し「事業再生」に興味があるとのことで、最初にそのクライアントとはお会いした。
最初の面談であり、会社や業況のことなど聞いてみたのだが、どうも様子がはっきりしない。
といって、なにが必要なのかも判らない。
まあ、一般的な「事業再生」も興味の範囲かな?と思い面談を終了。
その後、その社長より家族のことで相談があるとのことで、再度面談。
前回より少し前進して、今度は後継者とあって欲しいという依頼。
そしてその日、社長を交え後継者と面談して、とうとう依頼内容が見えてきた。
それは「ハードな仕事」ではあり、「信頼できる」人にしか頼めない内容。
なるほど、スタートを切るまでに「時間」がかかる訳だ。
でもよく考えれば、弊社の仕事って「人生や会社の岐路」の話も多い。
そんな重要なことを、出合って10時間程度しか経っていない人に話すのは「勇気」がいることでしょう。
それでも決意した社長には、心からお礼がしたい。
そして、我々は勇気と決意に応えなければならないと、身が引き締まる思いであった。
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