情けは人のためならず
昨日はあるクライアントの不動産取引の立会い。
そのクライアント、訳あって手放さざるを得ないのだが、
そこはどうしても生活や事業に必要な場所。
そこで知合いに頼んで買い戻してもらい、
自分は賃貸で使用することになった。
弊社は買手、債権者、弁護士、司法書士を調整する役目。
こういった訳あり物件。
最も苦労するのが「買手」探し。
今回も二転三転しながらようやくと探した買手。
事情を話して、条件を揃え、何とか本日決着。
無事任務完了で、一安心。
ところで、「なぜ引き受ける気になったのですか?」
取引の少し前、買手に質問してみた。
買手の社長曰く「恩があるから」といって、詳しい話はしてくれない。
これ以上質問しても答えてくれそうもないので、その場は終わった。
そして取引当日の少し前、
関係者との打合せがあり、ちょっとした話題から「恩」の中身が分かった。
実は10数年前、
買手の社長が「創業」したとき、
クライアントは無償で全くの素人だった買手の開業を、
本業を休んで手伝っていたとの話。
買手は当時、脱サラで周囲の猛反対を押し切って開業、
友人としてクライアントが骨身を惜しまず協力したとのこと。
情けは人のためならず・・・である。
弊社も少しでも見習いたいものだ。
コメント
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1 ■こんばんは
今の時代、盗ってやろう、奪ってやろうなんて、誰もが企んでいますからね。
でも、日本人も、まだまだ、捨てたもんじゃありませんね。
http://ameblo.jp/tansolosinti/