大番頭

先日のこと。

ここ近年、業績不振に悩むクライアント先で、営業戦略の会議を行った。


業績改善のためには「販売先」への利益率改善が急務。

販売先別の利益率を各担当者毎に見直し、どこがネックとなっていか分析しながら、

営業戦略の練り直しを行った。


そこで判明したのが「大番頭」の担当するメインの取引先。

実は「長年赤字」の取引が続いている。

社長としてはこれを機に「一気に改革」を進めたいのだが・・・・・


先代に可愛がられた大番頭。

2代目社長との折り合いがあまり良くない。

会議中も主張は平行線のままである。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


後継社長の辛いものである。

創業者であれば、自分が作った組織なので意思統一が容易である。

しかし、後継社長はそうもいかない。

自分よりベテランで経験豊富な相手に、自らの意思を浸透させなければならない。

相手は海千山千のツワモノ揃い。

説得は「胃の痛くなる」仕事。


会社の継続と世代の継承。

継承することも難しいが、その後はもっと難しい。



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