会社の行方

縮小し続けるマーケット、そんな業界にある会社の悩みは深い。


ここ数日、そんな悩みを抱えた経営者に出会っている。

数年前まで取引先が100社近くあった卸業者、

1年ごとに20社近くがなくなり、震災以降ついに30社を切ってしまった。

売上は当然激減、毎月赤字が止まらず資金も枯渇し始めている。

相談の内容は、このまま仕事を続けるか、それとも会社を畳むか。


他の会社、公共工事が主な売上であったが毎年20%ずつ減り、とうとう2年連続の赤字。

民間受注を探してはいるのだが、なかなかうまく展開できない。

民主党政権で今年も仕事が減ることが目に見えているし、

来月は売上の端境期に入ってしまって、給料支払いもできるかどうか?

さて、会社を止めるにしても従業員をどうしたものか。


相談といっても、その場で答えが出るものではない。

経営者の覚悟、従業員の質、業界の縮小速度と将来展望、

様々な角度から思考を繰り返すのであるが・・・・


縮小するマーケットと事業再生。

弊社にとって、永遠のテーマなのかもしれない。




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