一生懸命と折り合い
ある会社での会議でのこと。
その日の議題は、「事業部門の赤字をどうすれば改善できるか」ということ。
経営会議に呼ばれたのはその部門の「長」と職場のリーダーである「女性」。
長年赤字のその部門、そろそろ本格的にメスを入れないと本業にまで影響してくるとの判断。
社長を含め経営陣は事業部門の閉鎖も視野に入れて会議に臨んだ。
さて若い部門長、数ヶ月前から赤字の解消目指して悪戦苦闘しているが、なかなか成果が現れない。
売上改善も中途半端、費用圧縮も中途半端で「赤字」は拡大している。
職場では何が起こっているのかと思い、念のためリーダーを呼んでおいたのだが・・・・
リーダー曰く、
「職場は一生懸命やってます」
「ここ数ヶ月研修を増やし、顧客満足を高めるための努力を惜しまない」
「いつどんな時にお客が来ても対応できるよう製造部門を強化しています」
うーーん、なるほど皆さん立派な心がけ。
で「売上増加するための努力」はどうしていたの???
製造の即時対応って「人件費増加」していない???
なるほどこれではなかなか赤字が減らない訳だ。
赤字の改善はまずは「売上の強化」。
その部門、エンドユーザーへの小売がメインで、販売促進はまず「営業」から。
ところが営業を担っているのは部門長一人で後はリーダーを中心に「社内整備」をし続けた。
ほとんど女性のその部門、確かに「外部への営業」って抵抗があるのだろうけど、
この際、そこにメスを入れなければいつまで経っても改善しない。
会議の結果、一から営業を建て直すことになったのだが、結果は一ヶ月後。
果たして女性のパワーは如何に?
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