リストラ
先日、あるクライアントと債権者会議でのこと。
その会社、不況の風が厳しい「建設業界」の一社。
資金繰りと業績回復を目指して年間計画を作成し、債権者へリスケのお願いをした。
その債権者、厳しいことで有名な金融機関。
計画を見るなり「甘い」の一言。
「もっと絞るべきところはないの?」
「この辺の年間経費は無駄でしょう?」
販管費に関して、いろいろな注文。
しかしその会社、
すでに2期連続の赤字で、相当費用は絞り込んでいる。
というより、赤字で絞り込まざるを得ない状態。
つい数ヶ月前にも、人員の10%近くを解雇したばかり。
どうもその金融機関、
費用の無駄使いにばかり目がいくようで、
事業自体を再構築しようという本題に入っていかない。
リストラの本来の意味は
「リ・コンストラクション」即ち再構築。
金融出身の私としては、
メインバンクならもっと目線を上げて欲しいな・・
と思うひとときであった。
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