ボキ
我々の仕事で当たり前のように使っている簿記。
でももし何も知らない人に教えるとしたら・・・・
過去いい加減な帳簿と原価管理で破綻した会社。
その事業を引き継いでいる会社に呼ばれて行ってみると、
資金管理・経理帳簿が全くの無政府状態。
現金出納帳もなければ、領収書・請求書もバラバラ。
何処から手を付けていいのやら。
困ってばかりもいられないので、さっそく社長に経理のイロハのレクチャー開始したのだが・・・・
さて教えだして困ったのが複式簿記。
誰が考えたのだろう、一つの目に見える現象に貸方借方の二通りの記載。
これがルールだと教えるのは簡単なのだが、
なぜそうするのかを教えるのは結構骨の折れるお仕事。
経済人の常識、概念は古くからあるし、日本でも様々な形で商売に使われている。
「初めての人に簿記を教える」というのは難しい。
「なぜ月は丸いの?」っていうのを教えているような気分。
途中で挫折しそうになりながら、一つ一つ根気よく。
頑張れ社長。
頑張れ私。
コメント
※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。